2013年6月30日

Gifts from the Garden (インテリアセミナーのご報告)

 皆様ごきげんいかがですか?今日は昨日お庭で開催したインテリアセミナーのご報告をいたします。
週初めからお天気が気になっておりましたが当日は曇りのち晴天の良い天気に恵まれ楽しい1日をすごしました。

お庭もバラが終わり夏の草花とハーブがもりもり育っています。今日のテーマは「お庭からの贈り物を楽しむ」です。

ハーブは花が無くても葉の形や色だけで束ねると可愛いブーケができます。

ジャグにいっぱい入っているのは葉も香りのよいラベンダーやローズマリー。一般的すぎて少しも珍しくないけれどやはりお料理にもブーケにも一番活躍します。お隣のリオンでいただいたホワイトセージも大きくなってきました。乾燥させて防臭剤として使います。お茶はもちろんミントティー。以前モロッコへ行ったときカップの中が見えなくなるほど生のミントが入っているお茶をいただきました。夏ならではの爽やかな味に暑さもやわらぎます。
 
 セミナーへ来てくださる皆さんはインテリアやハーブにご興味をもっているだけでなく実際達人でいらっしゃいます。ハーブ研究をなさっている方も参加してくださったので逆に私がおしえていただきました。


お庭でとれたアーティチョークを皆さんと試食してみました。
今年最後の花です。


1枚ずつ花弁を外して食べていきます。食べるところはほんのすこし。皆さん初めてなので興味深々です。
セミナーの前半にイギリスの庭とウィリアムモリスについての話をしましたがやはりメインはお庭でのお食事ですね。会話も弾みます。来月になると暑くなり蚊も出現するので6月は梅雨の合間のちょうど良い季節です。
お土産に持って帰っていただくお花のブーケ。バケツ一杯に入っている様子はイギリスの雑誌、カントリーリビングの世界です。

こちらはおまけの写真。
前回のインテリアセミナーでの宿題でした。
プレーンなペーパーシェードを台にそれぞれお好きな色やデザインに作り替えていただきました。モノを作ると何も言わなくても自分の部屋のイメージを思い浮かべ置く場所や使い方のスタイルを頭で考えます。

写真のシェードはまったく別物になって帰ってきました。写真ではうまく写っていませんが木の枝やミニチュアのチャームでコラージュされています。このシェードはスタンドになるワインボトルからイメージされました。作者は画家の白鳥さんです。いつも彼女の作品にはびっくりさせられます。今回もすてきでした。ありがとうございました。
こちらもまったく別のシェードになって帰ってきました。白いシェードの上にオーガンジーの布を互い違いに張りミモザの花や葉でコラージュされました。作者の立石さんの家では最近パープルのカーテンが取り付けられたのでカーテンの前に置かれたらお互い補色どおし引き立てあいますね。

灯りをつけたときシェードについている小さなホールから灯りが漏れてきっと素敵だと思います。

こちらは片山さんご夫妻の作品です。お二人は最近とてもシンプルなブラスのランプスタンドをポタリーで購入してくださいました。そのランプにぴったり。二人とも相談なしに作ったはずなのに布の選び方がそっくりなので驚きました。とても上品な仕上がりとなりましたね。

真面目に宿題をしてきてくださり本当に嬉しいです。インテリアセミナーは私からの一方的な話だけでなく皆さんからのフィードバックをいただくことが多いので本当に学ぶことばかりです。

次回は9月28日(土曜日)に3回目のインテリアセミナーを予定しています。
次回のテーマはインテリアとしてのの収納術。また皆様の参加をお待ちしています。


2013年6月29日

オーナーズフリマ

毎年恒例のオーナーズフリマを今年も行います。

リトルリオンリリイのお花やさん、花車さんも掘り出し物を放出してくれます。

是非初夏の鎌倉山へ遊びにいらしてください。

日時:7月6日(土) 10:00~無くなり次第終了
場所:House of Pottery

2013年6月23日

Minack Theatre (ミナックシアター)

 皆様こんにちは。
今日はイギリスのコーンウォールの屋外劇場、Minack Theatre(ミナックシアター)のことをお話いたします。

Minackとはコーニッシュ語で岩場という意味だそうです。実際この劇場が作られた場所はは写真のような断崖絶壁の花崗岩の岩場でした。

 シアターは1931年に英国人女性、Rowena Cade(ロウィーナケイド)により発案され1983年にロウィーナが亡くなるまで50年以上の歳月をかけてこつこつ作られました。ここを訪れるとロウィーナの写真や彼女の仕事の内容が詳しく説明されています。とても興味深いのはこの劇場の作業はほとんどロウィーナと彼女が仕事を依頼した2人の男性の手作業によるものだということです。
劇場はもちろん未完成でしたが初演は1932年にシェークスピアのテンペストで公開されました。照明に車のヘッドライトを使い、観客たちもヤギの通る道を下りながら舞台までたどり着いたということです。
 舞台はローマ時代の劇場のように一番低い位置にあり観客は大西洋に向かって観劇をします。私が訪れた日は残念ながらお天気が悪くて海や空の色が綺麗に見えませんでしたが晴れた日にはロウィーナがなぜここに劇場を作ったのかという理由が解ります。
この日は地元の劇団によるシェークスピア劇が公演されました。
入口のVisitor Centerでチケットを購入します。一人4ポンド(¥700円位)で入場します。
ミナックシアターの素敵なところはその素晴らしい自然環境はもちろんのことリーゾナブルな価格で上質な劇が楽しめることです。

日の長いイギリスの夏は屋外でのイベントが目白押しです。

ロウィーナケイドが生涯を費やして作り上げたシアターはイギリス最南端に位置しています。ロンドンからとても遠いのでめったに行かれないけれど近くへ行ったら必ず寄りたい場所のひとつです。

2013年6月19日

山元和実さんの花車

山元和実さんの花車がポタリーへ来ます!

日時:6月25日火曜日午後1時から4時
   変わった夏の花を載せてきてくれます。

当日は販売と並行し花車の雑誌取材の撮影をハウス オブ ポタリーでいたします。花車は移動販売車として脚光を浴びてきました。嬉しいですね。

2013年6月18日

Food (イギリスの食べ物)

 
 ご機嫌いかがでいらっしゃいますか?
写真は収穫したばかりのアーティチョークの花です。
今年は土の栄養が十分だったせいかすごく大きく育ちました。和名では朝鮮薊(チョウセンアザミ)。大きなギザギザの葉を持ち2mくらいまで伸びます。昨年は途中で花が枯れてしまいましたが今年は沢山の花がつきました。
今日のお昼にいただきます!
 大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし40分くらゆでます。
花弁がぼろっとと取れたらゆであがりです。
花弁の根本を食べながら1枚ずつ剥がします。
 花弁の根本に果肉が詰まっていますのでこれを枝豆を食べるように食べながらどんどん剥がしていきます。
 花の芯に近づいてきました。ボウルに入れた花弁も溢れそうです。
 ようやく中心が出てきました。あんなに大きかった花の中心はこんなに小さくて食べられる部分はほんの少しですね。イギリス人はドレッシングのようなソースをつけて食べるそうですが私はこのままが好きです。サトイモと枝豆を足して2で割ったようなお味。スプーンですくっていただきました。
 ついでにご紹介。イギリス人ならみんな知っているMarmite(マーマイト)。ほろ苦いペースト状のソースです。以前食べたときに好きだと言ってしまったためにいつもイギリス人の友人が買って持たせてくれます。今回はゴールドラベルの特上品でした。
マーマイトを使ったクッキングブックを持っているので色々なソース作りに挑戦します。
今日はチーズと合わせてサンドイッチに挟んでみました。
皆さんもイギリスへいらしたら一度お試しください。




2013年6月15日

Dog Lover (犬好き)

 皆さんこんにちは。ご機嫌いかがですか?
旅の間に出会った可愛い犬たちを紹介します。

イギリスは大のDog Loversの国。可愛い犬の置物をそこここで見かけます。写真はビーグル犬の音楽隊。とぼけた表情で歌ったり、楽器を弾いたり吹いたりしています。
ハンドメイドなのでお顔もばらばら。見ているだけで笑いがこみあげてきます。
こちらのテリアの夫婦はイギリスで大人気のテキスタイルデザイナー、キャスキャドスンのお店で出会いました。
彼女がフォックステリアを飼っているのでフォックステリアのミニチュアを作ったそうです。
この子たちはただの置物ではなく Salt & Papperとしてお使いいただけます。離れ離れにせずいっしょにお仕事をさせてね。

2013年6月14日

あとりえGraceアクセサリー展示即売会

 あとりえGraceから天然石やヴィンテージビーズを使ったアクセサリーがたくさん届きました!6月15日土曜日より23日日曜日までハウス オブ ポタリーにて展示即売会をいたします。

写真に写っているものはほんの一部です。私が購入したいなと思っているものばかりです。

価格帯は¥630~¥14、700までとお手頃にお求め頂けるお値段になっています。



 ヘッドは取り外しが可能なのでお手持ちのヘッドと付け替えることもできます。小さな芥子粒のようなガーネットやホワイトオニキス他多数の天然石でチェーンが作られています。

平凡なお洋服もアクセサリーの使い方でお洒落に変身しますね。
 期間中にご購入いただいたお客様にGraceよりプチプレゼントをご用意しております。

どうぞお楽しみに。

同時に夏にご使用いただけるコットンのスカーフのSALEを致します。こちらも併せてご覧下さいませ。

バスケットの中のスカーフは50%OFFです。

価格改定のお知らせ





 

House of Potteryカフェをご利用いただいている皆様へ。

いつもご利用いただきどうもありがとうございます。

材料費の高騰により6月中旬よりケーキの価格を210円から315円へ値上げさせていただいております。
スコーンは今まで通りです。
ケーキセットも630円となりますこと何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

またお飲みものもお代り自由とさせていただいておりましたが、そちらも6月中旬までで終了とさせていただきました。併せてご理解のほどお願いいたします。

今後は皆様にカフェを気持ちよく使っていただけるよう、スタッフ一同接客してまいりますのでどうぞご了承くださいませ。
                  
                   

                                                         House of Pottery スタッフ一同

2013年6月12日

Summer Garden (夏の庭)

 皆様ごきげんいかがですか? 
今日の鎌倉山は雨。気温は21度。しっとり綺麗なお天気です。この季節はお庭の植物がぐんぐん育ち草取りから剪定間引きなど庭仕事はいっぱいありますね。バラも5月の花の後の切り戻しを今しておくとまた夏の終わりに花を見せてくれます。

写真はRyeのMrs. Ann Lingardのお庭。5月末に訪ねたときまだチューリップが咲いていました。
 同じくAnnの庭。夏の花、アリウムやフロックスもようやく立ち上がりました。100年ぶりの寒い5月とのこと。花の開花はいつもよりずっと遅いですね。

お庭にも作り手の性格がでます。上品で清潔な庭は彼女そのものです。
 こちらはCotswoldのケルムスコットマナー、ウィリアムモリスの庭です。モリス一家は友人で画家のロセッティーと共にレッドハウスからこのマナーハウスへ引っ越しをしました。

妻のジェーンとともにせっせと庭造りをしたとのこと。

モリスの庭のロマンティックなパーゴラのバラはまだ咲いていませんでした。この庭には原種の植物が多く派手な外来種やハイブリッド種は見当たりません。

イギリス本来の植物を大切にしたモリスの考えが現れています。
 ウィリアムモリスの庭づくりは後年になり園芸家のゲートルートジェキル女史によりより進化したコテージガーデンの形で引き継がれました。モリスの功績はインテリアだけでなくガーデンにも残されたのですね。


 さて、こちらはフランス、ジベルニー村のモネの庭。
色とりどりの花が溢れています。
モリスの庭と対照的ですね。絵具の色をちりばめたような色合いです。
 同じくモネの庭。薄いピンクのバラが満開でした。トピアリー仕立てにされていました。この形はイギリスの庭でも見かけます。
 こちらはポタリーガーデンの今朝のお庭です。
雨が降る直前に撮影しました。ほんの2ケ月前には小さくて奥まで見えた庭が植物の成長で見渡せなくなりました。正面のアナベルは最後まで楽しませてくれる紫陽花です。始めは白で始まりグリーンへ変色し、最後はクリーム色で立ち枯れます。最近はどこの園芸店でも見かけるようになりました。


八重のタチアオイは今年もものすごく大きく育ちました。庭がもっと広ければ奥に数本入れたかったけれど私の小さな庭では1本で十分という感じですね。
 
昨年は育ちきれなかったアーティチョークも今年は見事な花をつけてくれました。そろそろ収穫どき。イギリス人はこれをゆでて食べます。
私が出張中にアブラムシがいっぱいついてしまったそうです。お店のスタッフの坂井さんが丁寧に管理してくれたおかげですっきり元気になりました。
Thank you.

2013年6月10日

Food (英国の思い出)

 皆様こんにちは。ごきげんいかがですか。
今日はイギリスのフードをご紹介します。

写真は典型的イングリッシュブレックファストです。カリカリのベーコンとソーセージをマッシュルームとベークドトマトといっしょに頂きます。卵はお好みで目玉焼き、ポーチドエッグ、スクランブルエッグなど選べます。イギリス人にとって卵の黄身の固さは大切です。固すぎてもやわらかすぎてもダメ。彼らの好みを覚えるのは大変です。
イギリスに来ると一度は食べたくなってしまうのがソーセージ&マッシュ。焼いたソーセージにマッシュポテトがたっぷり添えられグレイビーソース(肉汁)をかけていただきます。必ずグリーンピースが添えられているのが特徴。もうちょっと食べられる人はこれに人参やブロッコリーなどもつけてもらいます。量がたっぷりあるのでお昼にこれを食べるともう夜ご飯は食べられません。身体にはあまりよくなさそうだけれど妙に懐かしい味がします。
 毎日朝からたっぷり食べていると3日目くらいからお昼は軽めが良くなります。軽い昼食メニューとしてToday's Soupがあります。近頃はハーブの入ったミネストローネ風のスープが人気らしくロンドンだけでなく田舎のティールームでもトマトベースの熱々スープが出されます。お値段は日本円で¥800くらいです。
 ロンドンでもパリでも日本食ブーム。特にお寿司は大好評らしくあちこちで見かけました。ちょっとヨーロッパ風にアレンジされており意外な味の発見をします。
写真のお寿司はパリのラファイエットで購入したもの。ごはんをスーモークサーモンで巻いて中にクリームチーズが入っていました。ワサビ醤油と絶妙に合っておいしかったです。
旅の最後にヒースロー空港で食べたお寿司。ヒースローにも回転すしやさんが出店されていたのでびっくり。
外人客がみなさんおいしそうにつまんでいました。

どこに行ってもお米が食べたくなってしまうのはやはり日本人だからですね。

2013年6月8日

Smile (英国の思い出)

皆様こんにちは。ご機嫌いかがですか?
一昨日前にイギリスから戻って参りました。英国滞在中はイギリス人が言う100年ぶりの寒い5月のお天気に震え上がっておりましたが旅の半ばから天気も回復し後半は楽しくツアーをしてきました。
旅の楽しみは思いがけない出会いです。あちこちの町で出会った素敵な笑顔を紹介します。

写真のエミリーはコッツウォルズの町のカフェテリアの看板娘です。忙しそうなのにニコニコお給仕をしてくれました。
 こちらはライのアンティークショップ、Country Wayのオーナー、ジェーンです。彼女とも長いお付き合いです。彼女のお店はセンスの良いアンティークや雑貨がいっぱい。
いつもにぎわっています。わたしは今回スミレの刺繍のリネンクロスを購入しました。
 友人の住む町、Kenilworthのパブのウェイターの男の子。お店は毎晩大繁盛していて彼も大忙しなのにユーモアたっぷりにお給仕してくれました。
 こちらはコッツウォルズの町Broadwayのデリでお昼のサンドイッチを作ってくれたジョシュ。写真を撮るよーというとすごく恥ずかしがっていました。
 Broadwayで買ったサンドイッチを持ってふたりを訪ねました。ささきひとみさんとマーティンさんご夫妻。ふたりにはすっかりお世話になりました。

Thank you for your hospitality.  Looking forward to seeing you again.

彼女の名前はゾシィー。 パリのサンジェフマンデプレの近くのお店で会いました。このお店は動物のミニチュアを扱っています。ハンドメイドで制作された陶器の動物たちは表情もすべて異なり可愛く愛嬌たっぷり。わたしはウサギと犬のコレクターなのでこのお店の大ファンになりました。
バーティにそっくりな犬の音楽隊のお人形を早速購入しました。その子たちに会いにポタリーへいらしてくださいませ。
 同じくパリで出会った男の子。ノートルダム寺院の近くのアンコール橋のストリートミュージシャン。アメリカ人でカリフォルニアから来たそうです。私が話かけたらジョージハリソンの歌を歌ってくれました。
Good Luck!

 パリで大変お世話になったミンくん。今回一緒に旅をした出水晶子さんのお友達。ベトナム系フランス人です。7年前に日本に来て出水家にホームステイしたそうです。久しぶりの再会をとてもよろこんでいました。
物腰も話し方もエレガントですっかり魅了されました。

Thank you. Hope to see you again.

 ロンドン、ウィンブルドン在住のMr. & Mrs. Rooney.
リチャードとアンには大変お世話になりました。
イギリスの典型的Upper Middle Classの家庭の豊かさを見せていただき感激しました。丁寧な美しい暮らしのお手本でした。
 同じくウィンブルドン在住のJyocelyn(ジョスリン)。
私は彼女の家に宿泊させてもらいました。お話好きでいっしょにいると話が尽きません。毎晩夜更かしをしてしまいました。
 今回の旅のメンバー、沼上さん。彼女は旅の前半は友人のMrs. Sarah Stangroomの家にホームステイしました。滞在中にフラワーアレンジメントやクッキングのセミナーを受け活動的に動き回っていらっしゃいました。いっしょにたくさんの思い出を作りました。楽しかったですね。

 同じく旅のメンバー、清重さん。彼女はポタリーツアー2回目の参加です。清重さんは写真が上手なので帰国してから写真を拝見することが楽しみです。
 いっしょに旅をしている間に密かにMrs. Beanと呼ばせて頂いていた佐々木さん。本当に明るくて楽しくていっしょにいるとお腹を抱えて笑うことばかりでした。笑顔はひとを明るくしますね。
出水さんは第二のツアーリーダーでした。英語が堪能で旅慣れていらっしゃるので私が頼ってしまうほどでした。
お仕事をバリバリなさっていらっしゃるので帰国後は忙しいと思いますがまた会っておしゃべりができること楽しみにしています。

Thank you and see you soon.