2016年12月21日

Hedgerow (イギリスの生垣)

 皆様ご機嫌いかがですか?

先ほどイギリスのカントリーサイドになくてはならない生垣が戦前の数の半分に減少してしまったとの記事を読み皆様へHedgerowのことをお話ししたく
なりました。

写真は私がよく訪ねる南部の田舎でよく見かける風景。迷路のように曲がりくねった田舎道の両サイドにそびえる生垣は家畜の逃亡を防ぐために作られた自然の柵です。
垣は何種類ものワイルドプランツで構成され複雑に絡み合っているため通り抜けができないほど堅牢です。

虫はもちろんのこと小鳥や動物たちの住処でもあり化学肥料や殺虫剤から土地を守り、気候変動をもたらす二酸化炭素を吸収するるバリヤーでもあります。





春になるとサンザシの花が開き甘い芳香を放つハニーサックルが続きます。

動物たちにも人間にも嬉しいたくさんのベリー類も生垣がもたらしてくれる贈り物です。
ブラックベリーはそのまま食しても美味しくジャムやお菓子に利用し、Blackthorn(スビノサスモモ)の実はジンに漬け込むとお美味しいSloe Ginのお酒になります。

戦後の農機具の進化による耕地面積の拡張や家、道路の増設が生垣減少の主だった原因と言われています。

英国の田舎の景色の一部になっている生垣の内部は小動物たちの小宇宙です。
少しでも多く残ってくれるますように願ってやみません。